― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2015年5月27日(水) ]
公共交通のことを何度か書いていますが、これほどひどい状況とは知りませんでした。JRは早くから諦めていましたが、バスは相当目につきますので何とかなるだろうと思っていたのですが、何ともなりません。
高野や口和の皆さんは、庄原に出るよりも三次に行く方が圧倒的に多いと思われます。バスの本数はほぼ同程度には設定されていますが、乗車率はどうなんでしょうか。1時間程度で、三次駅前に着くバスと、庄原駅前に着くバスのどちらに乗りますか?残念ながらというか、やっぱりと言うか、行政区単位は庄原でありながら、普段の行先は三次だということです。
比和と西城は庄原に向かう人が多い。比和と西城は昔から行き来が盛んで山道で繋がっていました。東城でも小奴可から八幡は西城との結びつきが深いと思います。タタラ文化圏です。かつては、高野から西城の三坂に移り住んだタタラ関係者もあったようですが、人的交流はありませんでした。高野は出雲に連なる文化圏でしょう。
つまり、合併したからといって住民の流れは変わらないということです。ここまでは、まちの成り立ちという観点からのお話でしたが、観光という観点からみると、どうにも不便な交通体系です。繋がらないのです。繋がらないにも程があります。試験的でも構いませんから、繋がるバスを走らせてみましょう。
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