交通体系

[ 2015年5月8日(金) ]

「観光を産業化するためには何が必要かを探る」調査特別委員会設置に向けた勉強会を2回開催しました。今日は、肝心要の移動手段である交通体系の調査に備北交通を訪れたのですが、交通体系という代物ではありませんでした。

徳野先生も言われていましたが、「公共交通は自家用車だ」って。全く、その通りという現実を見ることができました。私は備北交通の担当者に、「公共交通を使って庄原市内を一周できるプランを作ってみて下さい」とお願いしました。結論から言うと、「不可能」です。JRとバスとの連絡は無きに等しという状況でした。

土日のダイヤでは無理だろうと想像していたのですが、平日のダイヤでも繋がらないということが分かりました。モデルコースとして、バスセンター8時25分発で道の駅たかの行に乗車、堀江家住宅、道の駅たかの、口和モーモー物産館、口和郷土資料館、庄原バスセンター経由の休暇村帝釈峡に18時45分着にて宿泊ですが、徒歩30分やタクシー利用が含まれています。

翌日は、休暇村周辺の散策後、東城駅前から高速バスに乗車して広島、又は庄原に帰着となります。丸々2日を費やして高野・口和・帝釈の一部を巡る旅となりますが、西城と比和、総領と庄原市内は入っていません。公共交通と地域生活交通との連携は殆どされておらず、別物という位置づけですね。ある程度は予想していましたが、ショックを受けました。

議会の特別委員会設置だけで課題解決とはならない現実に直面しました。もっと違った角度から検討を加えることにします。