― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2015年4月29日(水) ]
近頃、マスコミで結構多く報道されている「空き家」のことで感じていることを書いてみたいと思います。実は、母がボロ借家を持っていたのですが、老朽化が激しく小学校の生徒の通学路に面していましたので、思い切って解体撤去いたしました。
固定資産税が6倍に跳ねあがる可能性のある特定空き家に指定されるかも知れない程ではなかったのですが、事故が起こる前に何とかした方が結果は良くなると思って解体しましたが、ただ、出費は痛かったですね。どうしようもできない状態になった特定空き家は、潰すしかありません。都市部に暮らす息子や娘が実家をどう維持するかという大きな課題にこれから直面します。
この前、口和町で聞いたお話ですが、Iターンの人が口コミで仲間を呼んで空き家が空き家でなくなってきているのだそうです。周りの人も刈払機を無償で差し上げたり、安い農機具をお世話したりと、親身になって移住者のサポートをされています。家の持ち主さんとの交渉は自治振興センターの職員さんが代行されており、地元の人が仲介されるので安心感が違うみたいです。
まだまだ住める家であれば、人が住むのがベストです。私が暮らす平林地区にも空き家がありましたが、その1軒は嫁いでいた娘さんが子供の手が離れたとご主人と一緒に実家に住み始められました。もう1軒は会社の社宅として契約されています。ということで、誰も住まない家はなくなりました。今後も増加が予想される空き家ですが、活かせば財産として存続します。
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