どこへ行くCATV

[ 2007年6月27日(水) ]

今日は10時から「情報伝達システム調査特別委員会」が開催されました。これはケーブルテレビの調査研究が目的で作れた委員会ですが、どうも雲行きが怪しくなってきました。

私は前々から、ケーブルテレビは駄目ですとハッキリ言っています。何故かと言うと、自分達で自前の線を引っ張るにはリスクが大きすぎます。つまり、敷設するにはお金がかかりすぎるのと、維持管理費も莫大なものが必要です。今日提示された金額は、およそ91億円です。

そこで浮上してきたのが、現在ある幹線をNTT等の事業者に貸し出して、民間主導での整備を進めるという案です。以前、委員会で行政視察に出かけた宮崎県木城町の例にならって、幹線はレンタルで貸し出し、支線は業者に引っ張ってもらい、宅内までは個人が負担するというものです。ここはNTTとの共同実験ということで、高齢者の安否確認装置の開発もされていました。

テレビのデジタル化問題もありますし、難視聴対策もありだと、パソコンテレビかテレビパソコンがかなりの勢いで普及していくと思います。しかし、光が来ていないと駄目です。今日も会議で言ったのですが、若者の定住促進のためにもインターネット環境は重要ですと。インターネットは進化していますので、映像も音楽もダウンロードできます。話題のiポッドにネットから映画をダウンロードして持ち歩き見の時代ですからね。

ある議員から、企業誘致にしても光のない環境には企業も来ないという発言もありました。私は、NTTにお願いに行って、相談に乗ってもらい、Bフレッツ加入促進キャンペーンを市が主導してでもやるべきだと思います。ただ非常に情けない話なんですが、情報推進課には出かける予算がないということです。集まって話し合っても何も進展しないという現実を、皆さんどう思われますか。

次回の会議には市長の出席を求め、CATV計画は続けるのか、あるいは、幹線を事業者に貸し出して支線を引いてもらうのか協議することを決めて、閉会となりました。早くに結論を出さないと、事業者は独自に光ケーブルを引きますよと付け加えておきました。