溝掘りでした

[ 2015年3月1日(日) ]

今朝はため池に水を貯めるための受け溝の掃除をする作業がありました。構造改善で田んぼや水路の漏水も少なくなりため池の水も余るほどになりましたが、受け溝の掃除は絶対にしなければならない重要な作業です。

雨が降っていたので雨合羽を着て、農家14軒中11軒の参加で、総延長およそ1.5キロの受け溝から落ち葉や山から出た土を鍬でかき出す作業を行いました。普段しない作業で、クタクタのびしょ濡れとなりましたが、久々に集落の人たちと意見交換できましたので、その点は良かったと思います。本当に話す機会がないですね。

会話はもっぱら政治の話題だったのですが、「あの西川農水大臣の発言はなっとらん」という意見が多かったですね。「人を馬鹿にしている」と言う人もいました。自然のダムを維持管理している農家があってこそ、治水が守られていることを広く国民に知って欲しいと言うのが今日のみんなの意見でした。

切実な声として、「いつまで作業に出れるか分からない」と。集落の維持が難しくなってきている現実の一コマです。ため池の維持管理は集落の力を合わせないとできないものです。こらからは草刈りのシーズンですが、できない人は人を雇ってでも草刈りをされるのです。今はまだ、それが当たり前と考えられています。