議員力、議会力の磨き方

[ 2014年6月25日(水) ]

ガバナンス5月号に法政大学の廣瀬克哉先生が「議員力、議会力の磨き方」という記事を書かれています。実は庄原市議会の議員研修の講師として10月に来ていただくことになっているのですが、そんなお話が聞けると思うと今からワクワクしています。

二度ほど先生の記事を読んだのですが、基本は理解したつもりでも、では説明しなさいと言われると自分のものになっていません。廣瀬先生の言い回しは独特で、「議員は制度の内側と外側の両方をよく把握し、内と外をつなぐ翻訳者としての役割を果たすことが期待されている」って理解できますか。

つまり、行政と市民の橋渡しをしなさいという意味だと思います。そのためには、議会の討議自体が伝える力をもとことが期待されているとも書かれています。丸写しですが、議会の議論に触れてもらって論点、争点を把握してもらい、世論形成を促す。これが議会による論点、争点の「公開」の機能である。と書かれています。

私が特に、「そうだ」って思った記事は、制度の枠組みを変えたり、別な制度をつくることによって初めて解決できるような課題に、有効に取り組むことこそが、政治の役割であり、議員に期待されていることだ。更に、議員の役割としては、提案された議案の可否について裏付けを取ること、原案の裏付けがとれない場合には対案を示して選択の論点を提起すること、そして問題点を解消して可決できる中身に仕上げることで原案を補完することなどがある。と結ばれています。

まあ、勉強せえと言われているのだと強く感じました。