基本はボランティア

[ 2013年11月15日(金) ]

生活交通問題の勉強で島根県の谷自治振興会にお邪魔したことは昨日のブログに書きましたが、今日はその内容についてお話しましょう。程原地区から公共交通が撤退して交通空白地帯となったことから谷自治振興会が小型バス(10人乗り)を走らせることとなったのです。

程原地区は、世帯数8軒でその内5軒が独居という状態で、高齢化率90%です。谷地区全体では、100世帯で独居21軒で高齢化率47%となっています。自力で買物や通院ができにくい住民が大半だといえます。そこで、バス停まで出ることが困難な住民の自宅までバスが送迎に出向くデマンドバスのモデル事業を受けてみないかと町から提案がありました。協議の結果、導入することを振興会として決めました。

運送の仕組みは、区分は白ナンバーの無償運送、種類は自治会等輸送事業、利用者負担は燃料費以内とし、その他の経費は自治会費の中から負担することで無償輸送扱いとするものです。運賃は1回200円で、利用は、3日前までに電話予約することとなっています。運行区域は、谷地区内もしくは高速バスバス停までです。そしてもっとも特徴あることは、運転手は谷自治振興会会員の有志ということです。

つまり有志の人は、殆ど無給で運転手をしているということだそうです。バスは町から無償貸与で町の保険付きだそうですが、軽微な修理は地元負担。運転手は70才までと決めているそうですが、普段は大抵、60才位の人が2~3人で交代で運転されていると聞きました。冬場の「スノーレンジャー参上」という除雪作業も、基本は、燃料代だけのボランティア作業だそうです。

谷地区には、地域おこし協力隊員が1名活動していましたが、横浜からだそうです。正直、驚いていました。