やねだん

[ 2013年11月2日(土) ]

11月16・17日に開催する「木村俊昭のスーパー公務員養成塾in庄原市」に鹿児島県鹿屋市の柳谷公民館館長である豊重哲郎さんを講師としてお迎えすることになっています。やねだん(地元では柳谷をこう呼ぶ)は、行政に頼らない村おこしとして全国から視察が相次いでいます。

その「やねだん」を引っ張っている豊重哲郎さんが庄原市に来て下さり講演されることは滅多と無いチャンスです。平成18年3月19日の読売新聞鹿児島版にこうあります。「ムラに活力を与えるのは金ではなく人。人を動かすには『感動』しかない」と。以前のブログにも書きましたが、今から6年もその上もでしょうか、私は常任委員会の視察で「やねだん」を訪問しています。←過去のブログです。

私がお願いしたのか、豊重さんからの提案だったかは忘れましたが、「やねだん」を徹底的に勉強することになりました。午前中は豊重さんによる、行政に頼らない村おこしに関する講義。昼食は、住民で整備した「わくわく運動遊園」にある住民運営の食堂。午後からは住民が整備した空家活用策としての芸術村の視察や土着菌の製造施設の視察等。

夜は、地元のさつまいもで造った「やねだん焼酎」を頂きながらの交流会を食堂で行いました。原料は、住民総出で栽培したさつまいもなんです。「やねだん」には収益を上げて地域に還元する仕組みができあがってきています。高齢者世帯の緊急警報装置の導入や学校の授業を補う「寺子屋」なども運営しています。豊重さんは、補助金による振興策は「完成して終わり」と言っておられます。

感動家の豊重さんは、住民自治について、本当に涙を流しながらお話されると思います。11月16日午後3時から庄原市民会館で講演会は行われます。申込書は、資料室にございます。