研修報告 part 1

[ 2008年8月29日(金) ]

浜田市では、「浜田・那賀方式自治区制度について」研修いたしました。

新浜田市は、平成17年10月に金城町・旭町・弥栄村・三隅町と浜田市が合併してできました。そのときの合併協議で、自治区の仕組みが話し合われ、合併する各町村に自治区長という特別職が新設されました。身分的には、副市長と同等という規定となっています。支所長もいるので、2重構造ということも議論となったようですが、当面10年間はこのままで走ることになったそうです。

4町村のうち、2町では元の町長が自治区長になられていた時期もあったそうですが、今では全員が新しい自治区長になられたそうです。まあ、考え方は地域の衰退を起こさないということです。それと、合併前の各町村が十分な基金をもっていたこともあげられるでしょう。どのまちも20数億の基金を持っておられたそうです。無かったのが旧浜田市だそうです。

自治区長の下には、地域協議会という組織があります。地域協議会の委員は、当該地域に住所を有し、地域住民自治組織から推薦を受けた者のうちから、市長がこれを選任するとなっています。仕事としては、新市まちづくり計画の執行状況に関するものが主なものであるように聞きました。それと、基金での事業なども協議会で協議されるそうです。

研修には、議長・副議長が同席され2時間びっちり研修いたしました。議長さんは、議会改革にも熱心に取り組まれており、毎日出勤で頑張っておられます。特に議員の資質向上に力を入れておられるようにお聞きしました。執行者側と対等にするには、議員自らが勉強すべきとのお考えでした。