学びの森

[ 2008年8月26日(火) ]

今日は板橋小学校と東小学校の放課後児童クラブの子どもたち約60名が学びの森にやってきました。私は広島県森づくり県民税を活用して整備している森であることや、里山について若干、お話させていただきました。実際の指導は、森林インストの先生にお願いしました。

最初に、2班に分かれて木を切る体験をしてもらいました。小学1年生から4年生が中心であったと思いますが、初めて手ノコを使うという子がほとんどでした。まあ考えてみるのに、家でノコなんか使うことはまずありませんよね。指導しながら感じたことは、板橋の子どもたちは何度も山に上がってきているので、自然体ですが、東小の子どもたちは身構えていたように見えました。

それは当然と言えば当然で、自分たちの遊び場になっているからです。次に東小の子どもたちが来た時には、「自分たちの遊び場」になることでしょう。実は喜んでいたのは子供たちだけではなく、引率の指導の先生たちも何となくウキウキされていたように見えました。遠くに山は見えるけど、山の中に入って木をきるなんてことは想像していなかったことでしょうから。

どうして「学びの森」なんですかという問いに、呼称は「わんぱく村」だけど、森は先生だと話しました。つまり、今盛んに言われている環境問題にしても、空気と水に森林が果たしている役目は非常に重要だということです。何気なく空気を吸ったり吐いたりしたり、水を何の不自由もなく飲んだりできるのは、森林が存在しているからです。動物だってそうです。植物だってそうです。そんな話をインストの先生が分かりやすく話して下さいました。

森には色んな動植物が生息しています。しかしその生態系が森の手入れが行き届かなくなることによって、壊れてきています。世界中の森が非常な勢いで減少していっています。地球が悲鳴を上げていることにやっと気づいた私たちです。と書きながら、私も勉強になりました。