老後を思う

[ 2013年8月10日(土) ]

友人と話していて、「林さん、老後はどうするん」って聞かれた。私たち夫婦には子供がいないが、友人夫婦にも子供がいない。「そうよのう」と言ってはみたが、私自身、老後を真剣に考えたことはあまりない。

つい2日前に、私の大先輩を訪ねたのですが、6年前に脳梗塞になり今は週に5日デイサービスに通っておられます。子供さんは都会に暮らしておられ、普段は、夫婦二人での生活です。奥さんも体が丈夫な方ではありませんが、公的サービスを使って1日でも長く夫婦だけの生活が続けられるようにと頑張っておられます。しかし、そろそろ入所も考える時期にきているのかなと感じました。

子供がいても親の介護はできません。子供には子供の生活がありますからね。そうなると、自分たちの老後は自分たちで設計しておかなければなりません。今日の新聞に宮崎県発の老人介護の家が載っていましたが、地域の力で高齢者や末期がん患者を看取る仕組みは本当に素晴らしい。所謂、無認可施設ですが、広島市内にも1か所できていました。3名程度が暮らす家ですね。

田舎には多くの空家があります。少し手を加えれば直ぐに生活できる空家だって相当数あります。問題は、継続的に運営できる仕組みをどう作るかです。最期まで地域で暮らしたいという希望を叶えてあげるためにも本気で研究しなければなりません。実は、私の公約でもあるのです。