どうなる、この暑さ

[ 2008年8月6日(水) ]

野菜や果物だけでなく、酪農家も悲鳴をあげている。友人の牧場では、産前産後で弱った牛が3頭も亡くなったそうである。昨日も行ってみたのだが、地下水を汲み上げて霧にして扇風機で飛ばしていた。その地下水もいつまで出てくれるのか分からないとのことだ。

私が冗談で、「クーラーでもつけちゃれや」と言ったのだが、牛飼いも死活問題になってきている。餌代の高騰に加えて、この猛暑であるから、本当に弱り目に祟り目である。この時期の作業は、ソバを作るために田圃をトラクターで耕すのだそうだが、100馬力トラクターでも刃がたたない状態だそうだ。土地はカラカラで、無理がかかるので部品が壊れるそうだ。

ちょっと来客ですので、休憩。

これで停電にでもなると、どうなるのだろうか?エアコンが使えなくなるし、冷蔵庫の中のものが痛むし、病院や色々な施設がおおごとになります。想像するだけで怖くなりますよね。でも、水が無くなることを思えば電気が止まるほうがまだましでしょう。命の水といいますが、ビールのことではありませんよ。水が全ての根源と言ってもいいのではないでしょうか。水から生物ができてきたみたいですし。

友人が、「牛乳よりも高い水を飲ませて、水よりも安い牛乳を生産している酪農家」と言いますが、言い得て妙なり。昨夜、中国のオリンピック競技場周辺の人造湖のことを特集したテレビ番組を見ていたのですが、農家が稲作を止めさせられて、その水を北京に運んでいるそうです。水を制するものが国を制すると言われた時代がありましたが、今でもこの言葉は生きているようです。