広島県立大学

[ 2008年8月5日(火) ]

広島県立大学庄原キャンパスの白揚祭実行委員会から広告依頼のお願いという封書がきました。その文中に「本年度は、庄原キャンパス独自の大学祭として最終年度となっており」とありました。何となく、無くなりそうな気になりました。

今では県立大学の学生とも飲み食いする機会は殆ど無くなったが、開学当時は、我が家にやってきては飲み会を頻繁にしていたものです。というのも、BBSというボランティア団体を県立大学に立ち上げて、一緒に活動していたので、行事があれば「反省会」となっていたのです。BBSは、Big Brothers and Sisters Movementの略で、お兄さんお姉さん運動と和訳されており、保護司さんたちと非行青少年の立ち直りのお手伝いをする団体です。

庄原にカラオケのお店もない時代でしたから、カラオケの部屋を作ってカラオケ装置を購入したりもしました。夕方から飲み会を始めると、大抵、朝方までやっていました。アパートに帰る車もない子はカラオケの部屋に雑魚寝していましたね。
社会人の会員がスポンサーになるのですが、買い出しや調理は基本的に学生がしていました。初めておむすびをした子とか、包丁も初めてなんて子もいましたね。

10年くらいは活動は続いていたのですが、社会人も忙しくなるし、学生も引き継ぎがうまくできなかったりして、BBS活動は休眠状態となっています。そして、今日のお手紙を読んでいると、何となく自分の中では「一区切り」と感じるのです。あれほどの誘致合戦の末に庄原に開学した大学だったのですが、時代の流れから3つの県立大学を統合して庄原キャンパスとなりました。卒業していった開学当時の学生さんの思いはどうでしょうか。

県立高校の再編問題も出てきますので、大学の位置づけも変化してくると思います。付属高校とする意見も聞きますが、現実にはそれほど簡単にはいきません。特色ある大学しか生き残れないのであれば、どう特色をだすのか。県が主導して動いて欲しいものです。