「森聞き」上映会終わる

[ 2013年7月16日(火) ]

昨日の午後1時から、庄原市ふれあいセンター コパリホールでドキュメンタリー映画「森聞き」の上映会を開催しました。朝から雨が降り続くという悪コンディションではありましたが、100名以上の方々がおいで下さいました(2回の上映で)。

驚きは、「どうしてもこの映画が見たくて来ました」という山口県下関市から1人で来られた女性です。「お近くでも上映会があったでしょ」と不躾な質問をしたところ、「それが、なかったのです。ですから、思い切って来ました」と言われた時には、「参った」と思いました。私には絶対にマネができないことです。

広島市内から来られた女性の2人組さん。岡山からも来られていました。庄原市の職員さんも多く来てくださいました。実業高校、格致高校、西城紫水高校、東城高校には、「是非とも、生徒さんに来てもらいたい。見てもらいたい映画」と説明に伺ったのですが、周知期間も少なかったので、10名にも満たなかったみたいです。しかし、先生が数名来られていましたので、「聞き書き」については理解が進んだと思います。

高校生が、森の名人を訪ねて、名人の生き様を聞き出し、文章にするという「聞き書き」を取材したドキュメンタリー映画が「森聞き」だったのです。種を守るために焼畑農業を60数年続けてきたお婆さんの語り口や作業する姿には感動すら覚えました。茅葺職人が、私一人では茅葺はできない。仲間がいて初めて茅葺ができるというセリフもカッコ良かったな。

昔は当たり前だった仕事が今では超珍しい仕事になってしまっています。しかし、残さなければいけない仕事(作業)ではないでしょうか。そこで、この秋から庄原市内の名人を「聞き書き」することを始めたいと私たちは考えています。目標は、来年の「聞き書き甲子園」出場です。