映画「森聞き」

[ 2013年6月29日(土) ]

長編ドキュメンタリー映画「森聞き」を、7月15日午後1時からと4時からの2回、コパリホールで上映します。話がややこしくなるので多くのことは書きたくはないのですが、「森の“聞き書き甲子園”」に参加した高校生4名のドキュメンタリー映画です。

「森の“聞き書き甲子園”」は、日本全国の高校生が、「森の名手・名人」を訪ね、知恵や技術、人生を「聞き書き」し、記録する活動を言います。「森の名手・名人」は地域からの推薦を受け(財)国土緑化機構が毎年100人ずつ選定。高校生も全国から応募し、毎年100人が選ばれます。2012年から始まり、今年で12回目を迎えます。

この手法はアメリカで開発されたものだそうですが、高校生が自分で名人にアポを取って、直接出向きインタビューするのです。最初は自己紹介からスタートし、名人の生い立ちや人生観などを聞き出し、名手・名人と言われる所以を記録に残していくのです。子供の頃から焼畑農業を続けているばあちゃんや、茅ぶき名人のおじいちゃんなどから、徹底的に話しを聞き、記録として書き残すのです。

そんな活動をカメラが追いかけドキュメンタリータッチの映画にしたものが、「森聞き」です。2011年春から全国各地で自主上映され、大変高い評価を得ています。今回の庄原の上映会では、基本的に学生(大学生や専門学校生含む)は無料とし、大人は1人500円です。実は、ひろしま「山の日」メイン会場の吉田でも上映したのですが、非常に好評でした。