都会からの仕送りか?

[ 2013年6月20日(木) ]

郵政民営化の時も水面下では、「都市部の預金者の金利を田舎の特定局の維持に使っているのではないか」という議論がありました。今回、色々と各自治体で議論されている地方交付税ですが、これって、都会からの仕送りなんでしょうか?

ある雑誌を読んでいたら、「都市部の住民の理解が得られている内は問題ないかも知れないが、何故、私たちの血税を」と言い始めたら大変なことになるなんて書かれていましたが、そんなものではない筈ですよ、地方交付税は。喩は適切ではないかも知れないが、尖閣という地方税に対して、横から、返してと言ってきて、棚上げにしようと誰かが言い始めるということかな。

これは、全てこれまでオープンにしていなかったつけが回ってきたのではないでしょうか。何をしているのか分からない議員と良く言われますが、何をしているのか分からない職員も相当におられるかも知れません。だから、給与を下げろと直ぐに大合唱が始まるのです。ましてや、原資は私たちの税金ですからね。先ずは、給与体系の完全開示です。

昔々、出雲市長時代の岩國哲人さんが、都市部の働き手を供給した田舎に仕送りがきて当然とおっしゃっていましたが、生まれも育ちも都市という人たちが大勢を占めるようになれば、本当にどうなるのでしょうか。国内の均衡を図るには、地方交付税が必須アイテムですが、その均衡を崩そうとしている節さえ感じられる。だから、道州制という議論にはなりませんけどね。

この話題は、難解ホークスではありますが、避けて通っていたつけが噴き出ているのです。地方は中央政府の奴隷ではないぞ!