― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2008年7月7日(月) ]
明日から鹿児島県に総務財政常任委員会で視察に行ってきます。主な視察地は、鹿児島県鹿屋市串良町にある「柳谷集落」です。行政に頼らない住民の主体的活動で自主財源を造成している「自立自興の精神」を持つ集落の仕組みを勉強してきます。
2005年1月の「まち・むら」という自治会・町内会情報誌に「柳谷集落」のリポートが載っていました。私はリポートを読んで、早速、公民館長の豊重さんがこれまでの集落の取り組みを書かれた本を購入して読みました。兎に角、アイデアが出るか行動が先かという感じで、集落をグイグイ引っ張っていく豊重さんに惚れ込みました。
いつかチャンスがあればと思っていたのですが、総務財政常任委員会に所属した途端にチャンスが巡ってきました。自治振興という観点から、視察地を選定することになったので、私は迷わず手をあげて言いました。「柳谷に視察に行きましょう」と。提案理由を説明すると、他の委員さんも納得してくださり、柳谷を視察地として交渉することが決まりました。
幸い、豊重さんと我々のスケジュールが一致したので、やるならトコトコということで、7月9日の朝から夜まで、徹底して研修を受けることになりました。地区民みんなで取組むを原則としておられる290人あまりの小さな集落で、サツマイモを作ってオリジナル焼酎を造ったり、土着菌を作って集落環境の改善をしたりされています。「行政お任せ主義」から脱却した集落となっているのです。
つまり、自主財源を生み出す知恵をだし、汗を出し行動し、顔が見える関係の中で活性化に取組む柳谷集落を勉強することで、私たちの自治振興のヒントをいただければと思っています。問題は、そのヒントを生かすか活かさないかなんですけどね。そうです、活かさなければ、銭の無駄使いと言われてしまいます。
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