― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2008年6月24日(火) ]
田舎に住んでいながら「田舎暮らし」という雑誌を読んでみました。ターゲットは、都市部に住む人たちの様ですが、田舎暮らしのアピールの仕方を勉強するには適した雑誌だと思います。
読んでみて感じたことは、信州方面の空き家情報が多いということでした。都市部でかっこいい田舎暮らしは、イメージ的に信州なんでしょうね。丁度、昨夜BSで芸能人が旅に出掛ける番組をしていましたが、そこは群馬県の嬬恋のキャベツ畑でした。何故、あの一体が人気があるのか、やはり東京に近いからだと思います。田舎と言いながら、電車に乗ったら町にでれる距離な訳です。
この辺りで、田舎暮らしを満喫している方々もおられますが、古い民家をそのままでという方は非常に少ないというか、大抵がリフォームされて生活されています。そんな方々と突っ込んだ話をしたことはないのですが、田舎に骨を埋めるという人がいるのでしょうかね。それは無いと私は思います。農業移住者であればそうかも知れませんが、田舎暮らしということだけなら、仮の住みかではないでしょうか。
私は別荘でもない定住でもないという部類の田舎暮らしというジャンルが存在するのではないかと考え始めています。今度勉強に行く北海道の伊達市には、定住の前段のお試し滞在ということを実施されています。中には、5年も6年も連続して夏場にロングステイされている方もおられるそうです。納得したら移住となるわけです。しかし、ビデオを見た限りでは、完全に骨を埋めるという雰囲気は伝わってきませんでした。
人生を楽しむという方々が、自分たちで自分に合う生き方を模索されているのだと思います。これから、益々その傾向は強くなっていき、渡り歩く不良中年夫婦が増加するのではないでしょうか。高野のオートキャンプ場が流行っているのは、そのさきがけであるかもしれません。リピーターが多いことからもうなずけます。団塊の世代後の世代、つまり私たちがその不良中年夫婦ということになります。家に対する執着のない世代と言えます。
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