これから妻の実家

[ 2013年1月2日(水) ]

結婚して今年で35年になります。家内の実家は三次の十日市ですが、親父も既に亡くなっており、親戚も集まることも無くなり、お正月に行くのは私たちだけになりました。35年という年月は、知らないうちに歴史となっています。

家内の実家はお好み焼き屋さんなのですが、お婆さんが生きていた頃は、その昔、三次高等女学校が近くにあった関係から、文房具や手芸用品を扱っていました。中々、モダンなお婆さんで、当時の女学生の憧れの存在であったようです。私もこのお婆さんには少なからず影響を受けた一人で、それは、人に喜んで貰うことが生きがいの様な人だったからです。

親父は婿に入った人間ですが、身を粉にして働いて家を支えた昔気質を地でいった人でした。妻の実家は誰もお酒を飲みませんが、私が行くとなると、近所の酒屋さからビールやお酒を買ってきて準備してくれるような優しい家族です。今は兄夫婦と母が家を守っていますが、子供が帰ってくる保障もなく、将来が見えずらい状況ではあります。

こんなよもや話をこれから行ってするのだろうと思いますが、我家も似た状況であり、我が将来について語ることにもなります。元気だった親が病弱になったり、あるいは亡くなったり、小さかった子供が大人になり結婚したりと、そんな人生縮図を客観的に見ることができるのが、妻の実家かも知れません。

話しは相当に変わりますが、昨夜6時からBS3で「おしん」を観ながら涙しました。今夜も続きを観て、泣くのでしょう。