三次市議会

[ 2007年6月2日(土) ]

今朝の中国新聞を読んでいたら、三次市議会が頑張っている記事が目に飛び込んできた。「自治組織単位で議会が報告会」8月からという見出しで!

8班に分かれて19地区の出向き、常任委員会の審議や行政視察、政策提案活動など議会の取組みを報告するというもので、市民の意見も聞き12月定例会で議員提案する予定の「議会基本条例」の参考にするという内容でした。

私が6月10日に「ふれあいセンター」で行う市政報告会は、実は議会報告会なんです。私がメインという感じのチラシとなっていますが、特別出演の4名の議員も壇上に上って、議会の普段やっている活動を分かりやすく説明しながら報告することにしています。そして、順次4名の出身地区に出向き、報告会を開くつもりです。

三次市議会が「議会基本条例」を制定するのであれば、それは快挙と言ってもいいでしょう。日本の市議会で議会基本条例を制定しているのは、伊賀市議会しかないからです。町では北海道の栗山町議会、県では三重県議会。つまり、全国ではこの3つの町市県しか制定していないのです。

議会基本条例とは、議会の果たすべき責務を具体的に文章にしたものと言えます。本来ならば、議会や議員が当然にすべき責務なのですが、仕事が分かっていないので、仕事のやり方をこと細かく規定して示してあげるということです。つまり、一種の行動規範でもあります。

庄原市を考えると、一気に議会基本条例とは中々難しいというか、基本ができていないので、先ずは議会としての基本線をはっきりとすることから始めなければと考えています。それは、執行者とのなれあい議会を止めるということからです。そのためには議会の権威を高める努力が必要です。つまり、勉強するということです。