― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2012年4月28日(土) ]
今日はこれから隣家の法事にお参りします。肺がんであっけなくあの世に逝ってしまったお兄さんを偲んでの法要ではありますが、49日ですから、未だに生きておられるような気がします。
満70歳での死というのは、今の世では早すぎます。ある建設会社にオペレーターとして長年勤務されていましたが、本当に名人と言ってもいいくらいの腕でした。私も何度か家の周りの仕事をお願いしたことがありますが、鍬やスコップよりも丁寧にバケットを操れる人でした。私たちが整備している「板橋さとやま学びの森」の影の立役者でもありました。
作業小屋の土地の造成や、炭窯の築造のための基礎工事、ステージの基礎、数え上げればきりがないほどの重機での作業を黙々とこなしてくださいました。「兄さん、あそこをもう少し削ってえや」というと、「あそこだけじゃいけん。全体を下げなければ」と、まさに職人でしたね。ですから、仕上がりは完璧でした。
そんな話題での法要となるのでしょうが、お兄さんは一滴もお酒を飲まれない方でした。甘いものが大好きで、私が研修に行った先で買って帰った「赤福」が最後のお土産となりました。黙っていると、一人で一箱をぺろりと平らげるほどの甘党でした。ですから、今日のお供えも甘いお菓子にしました。
では、行ってきます。
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