興味のない話し

[ 2008年4月15日(火) ]

あそこのお店の〇〇は美味しいわよ!あのレストランの〇〇はイマイチだったね。昨日のテレビドラマの主役の〇〇さんは素敵だったわ。これらは全て興味があることに対するコメントです。

私がしている仕事は皆さんからすると非常に興味の湧かない、興味の湧きにくい仕事だと思います。庄原市議会議員が私の仕事ですが、一体毎日何をしているかご存知でしょうか。議会に毎日出かけているか、ブーですね。役所に毎日出かけているか、これもブーです。議会は、定例会が年に4回開催されますが、あとは臨時議会と常任委員会と特別委員会、それと議員全員協議会などです。正確に年間何日、役所に出かけるのかはカウントしたことがありません。

それ以外の日は家でブラブラしているのかと言えば、たまにはブラブラもしますが、大抵は勉強しています。外に出て住民の不平不満を聞いたり、アドバイスを行ったり、お互いに悩んでみたり、そりゃそうでしょう、私だって一市民ですからね。私には予算権もありませんし、執行権もありませんから、「ここに道をつけてあげる」とか、「ここに公衆トイレを作りましょう」なんて口が裂けても言えない相談なんです。

だったらお前の仕事は何なんだと言われれば、「住民の代表です」ということですが、執行者である市長も「住民の代表」であるわけですから話がややこしくなります。どちらも住民の代表なら一つで良いじゃないかと言うことになりそうですが、全てを決めて実行するとなると、チェックが働くなくなり独裁となる可能性が高くなります。ですから、議会は
チェック機関と言われるのです。だから私は住民の皆さんに代わって、「これらは住民の福祉向上になっているか」という観点から審査しています。

まるで派手さのない地味な仕事が地方議員なんですよ。国会議員の先生達がテレビに映ってのとは根本的に違います。彼らは法律を作ることができる立法府(機関)なんですから。その割には、市の職員からチヤホヤされることもあるけど、これって「ヨイッショ」なんでしょうね。議会は執行者の追認機関と勘違いしている職員さんが多いということです。こんな議員に誰がした。「嫌なら辞めろ」と言うなかれ。嫌とは言っていません。ただ、愚痴を言っているだけです。

「ワシらも辞めたい気分なんじゃが、生活があるけぇのう」というあなた、そう考えるあなたはまだ救いがある。何の救いかは知らんけどね。