あるハプニング

[ 2008年3月5日(水) ]

今日の定例会で一寸したハプニングが起きました。各議案に対しては、議場で議論して即決するものや、各常任委員会に付託して審査の後、委員会で議決というやり方や、最終日に採決というものなど色々です。これらは全て、議会運営委員会で話し合われて決められることですが、そのことに異議を唱える議員が声を出したのです。「即決」と!

それは、ある議案に対して、ある常任委員会付託ということになっていたのですが、直ぐに採決しろという、「即決」という声があちこちから出ました。それで急遽、議会は休憩となり、議会運営委員会が開かれ、更に議員全員協議会の開催となりました。私の所属している教育民生常任委員会には8本の付託案件があり、「なんでもかんでも付託するなや」という気持ちは持っていましたが、議会運営委員会を尊重してということで納得していました。我慢も限界という議員達が声を出したのです。

結局は、議会運営委員会での取り決め通りに付託することに決まったのですが、運営のやり方に一石を投じることになったのは事実です。どうしてこんなことになるのかを説明しましょう。先ず、議案となる案件は、議員全員協議会という場で全員に説明されます。これは議決のない、議論することはないが、質問はできるという不思議な会だと私は思っています。次に、それぞれの所管する案件をそれぞれの委員会で、調査会と称して一定の議論をします。そして、本会議にかかるということになるのです。ここまでで、3回ですよ。

それをまた、委員会付託となると、その委員会所属委員は、合計4回目となるわけです。どこをどれほど審査しろというのでしょうか?慎重審議といいますが、もう4回目ともなると、ミスや修正等もないわけで、「もういいでしょう」という気持ちになるのも事実です。ですから、「即決」という声があちこちから上ったのです。議長が取り上げたから混乱したという意見もありましたが、同時に「即決」と言われれば、ヤジでは済ませなかったのでしょう。これが彼の人柄ですので、「結果、オーライ」ですね。

私は以前から議会の運営方法がまるで理解出来ない時があります。「慣例により」なんて言われても、今までを知らない私には、チンプンカンプンです。もっともっと議会改革を進めなければ、それも速度を持ってです。