会派勉強会 その2

[ 2008年3月1日(土) ]

新たな町づくりということを書きましたが、これからはハード事業からソフト事業に転換していく必要があります。何故そんなことを言うかですが、これまでと同じことをしても(過疎対策)、過疎に歯止めがかからないからです。次世代を担う若者層が完全に不足しています。

であれば、どうやったら若者が定住できる地域になるかということを考えなければなりません。道路をこれ以上整備しても、走る車がいないのであれば意味をなしません。文化施設(箱物)を作っても、利用する人がいなければ、無用の長物となります。生活していくためには、道や箱ではなく、産業の育成が一番です。そうです、これまで私も何度も書いていますが、農業を元気にすることです。集落法人担当も参加してくれていたのですが、ほぼ同じ考え方だったので、あとは行動あるのみです。方法論は長文になるので、今回は割愛します。

地域医療問題、生活交通問題ですが、医療は国の医療制度を根本的に変えてもらわない限り解決は非常に難しいものがあります。広島県では医師が減少しているのですが、有効な手立てはありません。特に中山間地域の医療問題は深刻です。しかし、どこまでを行政が担わなければならないのかという議論はされていません。生活交通についても、どこまでを行政がすべきなのか、本気の議論が必要です。今までがこうだからということでは議論になりません。

県では新たな過疎対策で、緊急性や事業効果が高いと認められるものについては、来年度当初予算に反映し、速やかに事業実施を図るよう、総合的かつ全庁的な施策の検討をしておられました。大きく、1.医療2.産業・雇用3.生活・福祉の3本の柱があり、予算総額33億となっています。その殆どが新規事業ですから、知恵をだした市町が予算を取っていくことになります。既に分捕り合戦の火蓋は切って落とされていますので、私も狙いを定めて突撃です。

どうして「町づくり」なのかという所が上手く表現できないのですが、色々な仕組みを作っていくということでもあります。これから何度かの勉強会を開催していく中から、具体的なものが見えてくると思います。