山仕事

[ 2008年2月23日(土) ]

外は雪が降っていますが、里山林整備のボランティアの皆さんは今日も山に入って作業をされています。昔の山遊びを思い出して、作業することが楽しくて仕方ないという感じです。作業道も出来つつあります。最初の頃の山を知っている人には、「まるで変わったね」と言われること間違いなしです。

板橋東西の自治会で「板橋さとやま友の会」という組織を立ち上げました。板橋小学校下にある東西の共有地に見られるように、板橋東西は昔から手を携えて活動してきた経緯があります。しかしながら、近年は個人主義的な傾向から、近所付き合いも希薄になってきており、何とかもう一度力を合わせて地域を元気にという思いからの設立でもあります。その第一弾が、里山林整備ということです。環境貢献もありますが、先ずは、地域を元気にという主旨です。

リョービ開発さんから1ヘクタールの山を無償で借り受けて、「学びの森」ということで整備を進めています。山を通して、生かされて生きているということを実感することができます。お金を出せばなんでも手に入るという時代に育った子供達や大人は目覚めなければなりません。共同作業を通して、働く意味を見つめなおすこともできます。一杯の水の有りがたさや、暖を取るにはどうすればいいのかという火の文化を学ぶこともできます。

これまでどちらかと言うと、板橋と言いながら、東と西ということで段々と離れていっていた様に思います。しかし、共同作業を通して地域や敷信、庄原ということ見つめなおすことが出来ているようにも思います。地域が元気になり、敷信が元気になると、庄原が元気になってきます。全体を同じようにかさ上げすることは難しいですが、それぞれが切磋琢磨すれば、色々な元気村が誕生するのではないでしょうか。ハイテクではない、ローテクがキーワードだと私は感じています。