― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2011年5月21日(土) ]
今日は「庄原市まちづくり基本条例 シンポジウム」が、コパリホールで開かれました。第1部の基調講演は、「まちづくり基本条例ってなに?~これからの”しょうばら”のために私たちができること~」という演題で、相模女子大学教授の松下啓一さんがお話しになりました。
講演は、住みたいまちや暮らしたいまち(目標)を作るためのルールや基本方針をまとめたものが、まちづくり基本条例であるという切り口から入られました。地域のことは地域で、住民主体の社会へと転換することが地方分権であり、その結果、まちづくりが大きく変わるとおっしゃいました。
今の日本が抱えている大きな課題は、人口減少社会であり、少子高齢化社会です。もう、行政におねだりできる財政状況でもなく、地域全体での全員野球(野球は9人)をしましょうと。その全員野球のルールが議会基本条例であるとも。そこで重要なことは、行政や議会の仕事ぶりを見直すこと。つまり、発想の転換が決め手となると。
第2部のパネルディスカッションは、地域で活躍しておられる東城の「100円サロン」の発表と、高野の「あとつぎ会」の発表を基に策定委員会副委員長の山内さんと松下先生の4名で楽しくおかしく進められました。特に、高野の会長である馬舩さんの軽妙な語り口でありながら、内容のあるお話には脱帽でした。是非、高野にお邪魔して語りたい人物ですね。
限られた時間でのパネルディスカッションでしたが、基本条例の今後の取組み方も理解できたつもりです。まちづくり基本条例はこれからが本番です(議会議決を経て)。
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