今日もハード

[ 2011年3月9日(水) ]

今日はこれから予算審査があります。終わると直ぐに広島の県庁に出向きます。ひろしま「山の日」の会議が行なわれますので板橋さとやま友の会の担当者と一緒に出席するためです。

つまり、今ブログを書いておかないと書けないということが分かりましたので、今書くことにしました。しかし、頭が寝ていますので、知り合いのブログを勝手に貼り付けて手抜きブログとします。
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その他に思うこともあります。
今の試験方法が時代に合っているのか、ということです。

試験の時、受験生に必要なものは、勉強してきた頭以外、鉛筆と消しゴムと時計です。
受験生同士、距離を置いて座らせて、90分とか120分とか、答案用紙に向かわせます。

100年一日のごとく、この古典的な形態が続いています。
100年どころか、中国の科挙の試験以来とすれば、何百年です。

でも、時代は変わりました。
現代は、パソコンや携帯を操作して、インターネット上に答えを求めることができる時代です。
「パソコンや携帯を操作して、インターネット上に答えを求める」ことができるというのも「力」の内です。
この受験生は、この「力」を発揮しただけのことです。

古典的な形態だけが、人の実力を測る方法ではありません。
いろんな方法が可能です。

わたしが試験を実施する立場の人間で、その方法を決定できるとしたら、次のようにします。

 * 試験会場内(大学構内)移動自由
 * 図書館など、施設の利用自由
 * 参考書・辞書など持ち込み自由
 * 受験生同士相談自由
 * PC・携帯、使用自由
 * 試験時間は朝から夕方まで
  2,3科目を同時に出す
  時間の使い方自由

このような環境を作って、この環境の中で問題を解いてもらいます。

この環境の中での過ごし方も試験内容になります。人に迷惑をかけるようなことをする人は、多分合格は難しいでしょう。

どんな問題を出せばいいか、採点はどうするかなど、難問がありますが、知識量を測る試験から知識を運用する力を測る試験へと切り替えていくのです。

科目の一つには、かなり長文のレポートを入れておきます。そのレポートには、根本的な課題を出します。

英語の試験なんか、数人のグループを作り、そのグループで英語を使った討論をしてもらったら、実力ははっきりします。

そんな風に、試験問題を考えることも楽しいです。
考え方は色々あるでしょうから、みんながいろんな角度から知恵を出し合う時が来ているのではないでしょうか。

この「事件」は、試験方法と時代とのミスマッチが起こした面もあるので、「事件」を起こした受験生には、将来が傷つかないような取り扱いをしてもらいたいです。