米価下落特別対策支援制度

[ 2010年11月1日(月) ]

私が一人反対したJA庄原へ出荷した米に対する市独自の交付金一袋当り350円/30Kgについては9月定例会で可決されました。そして今日の議員全員協議会に、JA庄原以外出荷米について一袋当り200円/30Kgという支援制度(案)が説明されました。

中々面白い議論というか、最初の交付金を通しておきながら、差がつくのがいけないということを言われたり、やっぱり庄原市だけが交付金を出すことはおかしいと言い始める始末。だいたい、算定根拠はどこにあるのかと言われても、最初からあいまいなものだったのだから、明確な答えは出る筈もありません。みんな「おかしい」と思っていながら、臨時議会では通すのだから、猿芝居です。

民主党政権の個別所得保障制度で最終米価が精算されてもいないのに、市の独自補助なんておかしいでしょ。それも財源として、特別交付税措置してもらうように努力するなんて説明を聞いたところで、政府が出してもいない保証制度の前に支援制度で交付するって矛盾だと思いませんか。私は税の公平性で反対討論を行ないましたが、納税者は納得できるのでしょうか。

予算額は、約3300万円となります。前回分を合算すると、1億5千万円超の税金が投入されるのです。これからは、野菜の安値支援制度とか、果物の安値支援制度とかがドンドン創設されるのでしょうね。余裕ある財政の庄原市だからこそできることですかね。そして今日は、文部科学省委託事業における委託金の返納について説明がありました。

不適切な処理により、延滞金586,360円を含む3,389,018円を返還しなければなりません。延滞金まで税金で払うのかという議論があり、「当事者を含めて検討する」的な答弁で終わりました。私的流用はなかったから税金ということにはならないだろうと私も考えます。みんな他人事ということですですね。