帰ってきました

[ 2010年10月25日(月) ]

3泊4日の 「中国掃除に学ぶ会」から、昨日午後1時20分に広島空港に帰ってきました。色々な人々から、「中国は危ないから行くな」的な助言をいただきましたが、北京は全く問題なく、例年通りに掃除を行なうことができました。

尖閣諸島問題を日本のマスコミは連日報道していますが、北京では一切報道されていませんでした。日本から一緒に行った娘のハルカは当然、知っていましたが、中国の学生は本当に何も知っていませんでした。しかし、最初の夜の歓迎会で、「大変な時に来てくれて、本当の友人だ」と学院長がコメントしましたので、彼は間違いなく知っていました。彼は共産党の書記という立場です。

これまでは気にもせず(言葉が分からないから)テレビを見ていたのですが、良く見ると、反日的テレビ番組が相当に多いことが分かりました。日本は侵略者なんだと言わんばかりの内容だと私は感じました。写真日記に載せている場面は、「紅色経典」というテーマレストランに行ったときのものです。店員が演劇もするのですが、毛沢東万歳一色的な劇ばかりでした。

お客さんと一緒になって歌ったり踊ったりするのですが、日本人には違和感を感じる劇もありました。一緒に行った人が、「こんな劇は初めて見た」と言われていたので、尖閣諸島の影響かなと勘ぐってしまいました。それにしても、人民解放軍が劇になる時代です間違いなく中国は変わってきていますが、民間の現金輸送車の護衛が私たちに銃を平気で向ける国でもあります。

今回は中国国内の旅行のシーズンと重なったので、どこも大変な混雑でした。国民の所得が上がってきている証拠でもあります。かつての、農協を彷彿させる農民の姿を多く見ました。これから益々強大化するであろう中国に、これからも注視していきたいと思います。