漆の苗木を移植しました

[ 2025年12月14日(日) ]

本来なら日曜日に苗木の移植作業等を行う予定だったのですが、雨との予報から急遽、昨日も作業することにしました。先週も作業していたので、段取り良く移植作用と忌避剤散布が4時には完了しました。

漆は本当に分からないことばかりです。3年経った漆でも場所により成長がまるで違います。最初に移植した実生からの漆は二股になったものが多く、「何で」って皆で話しましたが、理由は分かりません。品種なんでしょうね。昨年からは太子という品種を植えていますが、これは成長が早い品種だと思います。

昨年から移植の際に牛糞堆肥を少し入れる様にしていますが、これは効いている様に思います。昨日も議論となったのは、忌避剤で本当にシカの食害を防げるのかということです。保護カバーがあれば確実に防げますが、雑草がはびこり漆の成長を妨げてるというのが私の推論ですが、半分半分で比較することになりました。

今回、初の試みとして山肌に漆の苗木を植えてみました。漆掻きのことを考えると山肌に植えることは効率上は良くないのは分かっていますが、大径の漆に成長するのではという一種、ギャンブルです。作業しながら話し合ったのですが、稲作ならほぼ同じ作業でお米ができるけど、漆は土地により毎回が試行錯誤だと。

忌避剤の効果がなく皮を食べられたら全滅となりますが、効果があることが分かれば、カバーをする必要がなくなります。ただ、漆でのデータは無いので、試行錯誤は続き、漆掻きができる様になれば私たちは漆の先生です。