米価に反応有り

[ 2010年10月3日(日) ]

新聞報道があったのですが、ご存じ無い市民が殆だと思います。JA庄原が集荷する米に限って、1等から3等まで1袋700円補填するというものですが、その内の350円が市からの補助金です。新聞記事はこちらクリックです!

どうしてそうなるのかという具体的説明を受けていないので、5日の採決はもめそうです。基幹産業である農業を守るといえば納得してもらえるとでも思って提案されたのでしょうが、議員も納得できない人が結構多いようです。私もブログのコメントに対して、悩んでいると書きましたが、今も悩んでいます。米価が下がったからと地方自治体が手をさしのべて解決する問題ではありません。

主食である米ですから、国が考えるべき問題です。食料自給率を引き上げると言いながら、やっていることは正反対じゃないですか。やる気が起きない農業では離農者が増加するばかりで、逆に自給率は下がります。ですから、安易に市が税金を投入すべきではないと考えます。本当に儲かる農業を目指すなら、仁多米のように売れる米を栽培するしかありません。

JA庄原とJA三次を比較すると歴然です。三次市農協は米粉に活路を見出して、商業者と市とも連携して生産販売しています。今は小麦粉の2倍の価格ですが、販売量が増えれば生産も増えて、価格も下がってきます。田圃ではお米を作るのが当たり前の話で、米を作らずに補助金を出して農業の元気がなくなったのです。下手な補助金よりは、生産量アップで農業を元気にが正解です。

そして、その効果が期待できるほどのものかということです。友人は、もらえるだけありがたいが、税金であるから、何か変とは思うと言っています。そして、庄原市は一般財源から1億2千7百万円支出するほど余裕あるまちなんですかね。5日の採決まで悩みます。ご意見を下さい。