何が議会改革か?

[ 2025年11月26日(水) ]

私が議員になった時の議会は、議会として独立しているという風には思えない、「執行機関お抱えの議会」というものでした。議会の議員がバラバラですから、一本釣りで議員は執行者に取り込まれていました。

「議員は何とでもなる」という意識が幹部職員にはあったのではないでしょうか。当時の市長は滝口さんでしたが、ある幹部職員に何でも相談していました。私は滝口さんとは異業種交流Gで一緒でしたし、ある幹部職員は結構親しくしていましたが、2人の関係はいびつでした。

大抵の議員は人参をぶら下げられれば、ポチになります。一番の餌は道路であったと思いますが、市から県、県から国という陳情の構図がありました。ある当時の職員から、「我々の事業計画を邪魔する一番手は議員じゃ」と言われました。議員としてすべきことをせずに選挙運動に精を出していたのです。

市民の代表として、市民目線でと、議員は良く発言しますが、どういう議員活動をすればそうなるのかということが実は理解できていない議員が多いのも事実です。政党を背負っている議員はその政党に有利な政策を推進します。選挙母体があるわですから、いかにも市民の代表であるかに腐心しています。

私の考えた議会改革は、新しい議会を創り出すことでした。議員が変われなければ議会も変わらない。