― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2010年9月15日(水) ]
民主党代表選で菅さんが小沢さんを破りました。私は小沢さんが大差で敗れるであろうと予想していましたが、国会議員票は肉薄していました。国会議員は「びっくり」、国民は「納得」との見出しもありましたが、国会議員の民意はどこにあるのでしょうか。
国会議員411票のうち409人が投票し、206人が菅さんに、200人が小沢さんに投票しました。党員・サポーター票はダントツ菅さんでしたから、これが民意だと思います。では何故、国会議員票が二分されたのでしょうか。しがらみ政治による票の取り込みがあったことは報道の通りですが、本気でこの国を変えようとしている民主党の国会議員は半数しかいないということだと私は判断します。
あの伝書鳩はなんだったんでしょうか。自分たちのお金問題の説明責任も果たせない人が何を言うかです。小沢さんの狙いは、勝利して衆参同一選だったのでしょうが、そうは問屋が卸しませんでした。やっと議論できる政治家が育ってきているのですから、その目をつむような選挙はすべきではありません。自民党も安堵しているのではないでしょうか。
菅さんは成長戦略というより、低成長世界の中での日本の立ち位置を探っているのではと思えます。これまで世界が経験したことがない、低成長であっても安定した生活を送ることができるかという大きな試練(試金石)に立ち向かっているようにも思えます。オバマ政権は特効薬的に武器輸出という手段にでましたが、これでは、ノーベル平和賞は返還ですね。
今回の結果は、国民も頑張るから民主党政権も頑張れだと思います。この国の旧態依然とした見えにくい政治風土を視界良好な政治に変えて欲しいと国民は思っているのです。地方の政治も同様に視界良好にしていきましょう。議員になった途端に態度や言うことが違うようでは困ります。それをチェックできるのは皆さんの権利(投票)です。
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