決算審査 Part3

[ 2010年9月9日(木) ]

今日も決算審査でした。社会福祉課・高齢者福祉課・女性児童課の3課の審査でしたが、今日も同じことを言い続けました。それは、庁内にワンストップサービスの係というか緊密な連携というか、この事例はおかしいと判断したら、タスクフォース的に活動すべきだと進言しました。

保育料が払えない人は税金も払えないはずです。つまり、そういう人たちは複合的に課題を持った方たちだと判断すべきですね。電気代も家賃も払えないかも知れません。生活するためのお金までを差し押さえることは出来ませんが、どうしたらもっと収入が増えるかという検討はできます。就職の支援もできます。取ることばかりを考えずに、自立する方策を探るほうが早道だと思います。

アメリカのニューヨークだったか、ホームレスの人たちを訓練してケータリングサービスの会社を作って成功した事例が紹介されていましたが、そういうい民間支援団体を行政の援助で立ち上げることも可能でしょう。行政は何かと言えば、住民福祉の向上といいますが、縦割り行政は面倒でいけません。最後は予算を握っているところが一番強いということなんです。

生活保護世帯が確実に増加していますが、景気が悪いからだと決め付けて納得していませんかと言いたい。制度の不備があるなら国の政治家が変えてくれなければならないと思います。勤労意欲が湧かない制度が生活保護だと私は考えます。だって、働かなくても生活できる訳ですからね。そして、少ない人数のケースワーカーでは指導も出来にくいのは事実です。

結婚して子供が生れて離婚する人も増えています。子連れ同士の再婚家庭の難しさも聞かせていただきました。多様な価値観と言いますが、正に多様です。やはり親を教育することも必要だと思います。その方がはるかにコストが安くつくのではないでしょうか。長野県の駒ヶ根市に視察に行った時、そんな施設の説明を受けたことを思い出しました。

今日で教育民生分科会での審査は終了しました。