NPO法人丹波漆に行きます

[ 2025年5月23日(金) ]

仲間と協議して、「漆を植えよう」となったのですが、最終的には福知山市にあるNPO法人丹波漆を視察に行って決断しました。その理由は、色々と調べてみて(漆の実例は少ない)丹波漆が一番しっかりしていたからです。

理事長の高橋さんは最初は漆の職人さんだったのかな?香川県の漆の学校を卒業して夜久野の漆の学芸員的なお仕事をされていたみたいです。そんな彼女が肝心の漆液が日本では殆ど採取できないことから、漆を植えることになっていったみたいです。そんな時に私たちが訪ねて行ったのです。

具体的内容は彼らのことを紹介したページがありますので、←クリックして読んでみて下さい。私たちは彼らの漆に対する情熱に感動して、「よし、漆を植えるぞ」って今があります。しかし、我々は試行錯誤の連続で、本当に漆の木は成長するのだろうかと疑心暗鬼になったりもします。仲間がいるから続けられるのですが。

そこで、我々がやっていることが正解かどうかは分かりませんが、先生役の丹波漆さんに再度、勉強に行くことにしました。忙しい中、時間を割いていただき対応いただけるとのことで、25日に日帰りで行って来ます。今回は仲間6名で伺い、時間も勿体ないので、一緒に昼の弁当を食べながらお話をお聞きすることにしています。

山に苗木を移植するとほぼ同じ様に苗木は成長していきますが、漆の場合、本当にバラバラです。同じ圃場に植えていても、水分の関係か、養分の関係か分かりませんが、均一には成長しないのです。昨年から県立大学の先生にアドバイスを頂きながらやっていますが、先生も漆は初めてとのことで、データ収集中です。

漆液が採れるまでには12~15年と言われておりますが、漆の郷を目指して夢を語りながら作業をしています。これからのシーズンは草刈です。