決算審査

[ 2010年9月7日(火) ]

教育民生常任委員会が所管する決算審査が今日から始まりました。最初は、西城市民病院で、次に保健医療課、最後が市民生活課でした。西城市民病院は何と、5年ぶりに黒字(22,810千円)に転換しましたが、企業経営努力部分と交付税の増額による繰入金の増によるものです。

議員になって直ぐに取り組み始めた西城市民病院の経営問題。「林は西城市民病院を潰そうとしている」と何度言われたことか知れません。このままでは要らない病院になってしまうから、必要とされる病院に変わらなければいけないと訴え続けました。一時は、相当険悪なムードになったこともありましたが、東日本税理士法人がコンサルとして入り、経営改革が始まったのです。

その西城市民病院が理由はどうあれ、黒字に転換したことが何よりも嬉しく感じられます。これからも痛みを伴う改革を断行していきますが、攻めながら守るという経営が必要です。早期に4階を高齢者の安心住宅等に変換することです。収益性の問題もありますが、仕組みを作り上げればローコスト運営も可能となります。これが特色ある病院経営ではないでしょうか。

保健医療課に関する審査は、人間ドックに関する質疑が多くありました。要は、予約しても抽選ですから受診できない人をどう処遇するかということです。一定の病院に集中するので他地区にある病院で受診下さいと言われても、中々そうはなりません。全額自己負担であっても空きがないのが現状ですからね。それに引き換え、がん検診は無料券を送っても利用率が低いということもあります。

市民生活課は、高齢者の事故が増加傾向にあることや、市民生活バスのこれ以上の路線拡大は財政的にもたなくなるといった質疑がありました。歩けないけど車には乗れるという人に免許を返納しなさいと言えるかという現実。家までお迎えに上がるのが行政の責務か。ため息ばかりでた審査でした。明日は。教育総務課・教育指導課・生涯学習課の審査です。