漆の移植作業

[ 2024年12月2日(月) ]

昨日は漆の苗木を休耕田に移植する作業を行いました。広島県立大学の先生と圃場の土壌分析を行いましたが、漆の敵地は分かりませんでした。これからも地道にデータを取りながら漆栽培のノウハウを蓄積していきます。

今回は移植の時に内緒の肥料を少しだけ苗床に入れました。この内緒の肥料は漆栽培の隠し玉かも知れないと私は勝手に思っていますが、結局は昔からの肥料が有効ということみたいです。結果はまだ出ていませんが、来春には結果は分かりますので、その時には謎解きしましょう。

私が暮らす平林(ひらばやし)地区にクワンタイという白い袋状のものが林立していますが、「あれは何なら」と聞かれますので、「漆を植えとるんよ」というと、「漆?」ってけげんな顔をされる方と、「ええことをしょうってじゃね」と言われる方の二極です。あと数年すれば秋にはキレイな紅葉が見れる様になると思います。

これまでは漆ばかり植えていましたが、銀杏も少し植えようかと話しています。昨日の作業で分かったことは、暑い時に頑張った草刈のお蔭で漆の圃場がかなりキレイに状態に保たれる様になりました。漆の成長はバラバラですが、成長が遅いものが漆として長生きするのではないかと思います。じっと我慢の子であったです。

作業の様子はときどき写真日記にありますので、ご覧下さい。