中国人観光客

[ 2010年8月3日(火) ]

近頃の新聞や雑誌に、「中国人観光客」の特集記事が良く載っています。100万円買ったとか200万円買ったとか、そんなに本当に買うのかと思いますが、本当です。昨年、私は秋葉原で中国からの団体さんに出くわしたのですが、凄い勢いで買い物をしていました。

ゴールデンルートって呼ぶのだそうですが、関空に降りて観光地を巡って成田から中国に帰る。あるいはその逆で、成田に降りて関空から帰る。今は殆どが買い物ツアーと言っても良いようです。それほどまだまだ made in Japan は、彼らにとっては大変なブランドだということです。だから、厳密には観光客ではなく、買い物客と呼んだほうが正解かも知れません。

日本人は海外に出掛けては一流ブランドばかり買ってヒンシュクをかいましたが、中国人はコストパフォーマンスの高いものを目利きして買っているのです。ということは、中国人好みのものを作れば売れるということです。そして中国人を絶対に差別的態度で接客してはいけません。彼らは見抜きます。日本語や英語を理解できる中国人は結構多いことも忘れないでください。

そうなんです。彼らに次は観光客として来ていただきたいのです。安旅館でなく、ホテルに宿泊して欲しいのです。ゴールデンルートは5年もすると飽きてきます。そこからが地方の出番です。彼らは温泉が好きなんですね、実は。本当は混浴があるよなんて分かると大ヒット間違いなしです。黒毛和牛の焼肉を食べながら花火なんて最高かも知れません。だったら、庄原市は将来の有望観光地と成り得ます。

これからも中国からの観光客は増加の一途であることは間違いありません。それも、爆発的に!言っておきますが、庄原市の出番はまだまだです。焦らずに、中国人観光客に連泊してもらえる仕掛けを考えましょう。