三次は選挙です

[ 2024年4月8日(月) ]

三次の法務局に印鑑証明を取りに行ってきたのですが、選挙カーを3台見かけました。今日の中国新聞にもありましたが、低調という雰囲気を感じます。同級生の宍戸は掲示板(受付)23番ですから、出陣式で拍手が起きました。見事です!

少数激戦とは言え、定数22名で23名が立候補ですからね。人のことは言えないけど、平均年齢は何歳なんだろう?やはり若い人の立候補は厳しいと言えます。私が立候補した時は50歳でした。決して若い部類ではありませんでしたが、合併ということが背中を押したのは事実です。市民は置いてけぼりで、このままでいいのだろうかと、一種の怒りを感じました。

今回の三次市議会議員選挙の論点はどこにあるのでしょう?多くの候補者の主張は総花的と私には見えます。それほど課題が多いのは事実ですが、解決が難しい課題ばかりとも言えます。国の政治が機能していない状況ですから、我々が何を言っても伝わらないとは言えないし、かといって壮言大語では誰も見向きもしてくれず、悩ましい演説が続きます。

所謂、中山間地域が抱える課題に対しての国の処方箋は皆無に近いのではないでしょうか。場当たり的な政策を打っても効果は限定的で、過疎化に歯止めはかからず、限界集落という言葉も生まれ、今では消滅集落という信じ難い言葉まで使われる様になりました。国は各種補助金で地方自治体を縛り、自主自立ということを許さない体制を維持しています。

陳情行政がこの国を動かしているのは事実です。寄らば大樹の蔭という諺がありますが、強い塊でないと国は動かないと国民も思い込んでいるのではなでしょうか。選挙の時の公約を忘れることなく直ぐに実現できなくても、凡事徹底で初志貫徹する心意気を各議員が持ち続ければ、世の中は確実に変わっていきます。私はそう信じています。