広島県庄原市 市議会議員 はやし高正

ある社会福祉法人（高齢福祉施設）主催のガーデンパーティーに来賓として出席させていただきました。昭和41年から始まったそうですが、コロナ禍で3年お休みし、今回4年振り54回目の開催となりました。

施設での最高齢は105歳の男性ですが、私の同級生の親父さんでした。彼に、「誰か分かる？」と聞いたら、声にはなりませんでしたが、ニコニコして頷いてくれました。その施設には100歳以上の方が11名おられるそうですが、人生100年時代が確実にやってきていると実感しました。

仕事とは言え、多くの高齢者を施設で預かるということは、本当に大変なことだと思います。食事介助、入浴介助、排泄介助等が必要な高齢者も多くいらっしゃいます。戦争を経験された方々もいらっしゃいますが、困難な時代を乗り越えて今がある訳ですから、感謝という言葉が自然とでてきます。

ガーデンパーティーとは、敬老会のことなんです。当時は貧しい施設でしたので、福祉事務所の職員さんや民生委員さんたちが「鯉こく」を作って入園者に振舞い、応援団的な敬老会がガーデンパーティーとなっていったのだそうです。今では立派な施設となっていますが、当時の心を忘れない意味でもガーデンパーティーを続けていくのだそうです。