― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2023年9月9日(土) ]
私の従兄が一昨日亡くなり、昨日は葬儀でした。74歳ですから、あまりにも早い死と言えますが、強烈な癌に侵されたのです。一月半前頃だったか、電話があり、「ステージ2の肺癌が見つかったので、手術することになった」と言いました。
「ステージ2なら手術で良くなるよ」と私が呑気なことを言ったのですが、その時の彼は少しろれつが回っていなかったので、何でかなと思いました。そして奥さんから状況を聞いて合点がいきました。彼はこれまで病気らしい病気になったことはなく、健康そのものでしたが、癌の転移速度が滅茶苦茶早かったのだそうです。
私と電話で話した直後くらいに意識不明となり救急搬送され、検査の結果、脳に転移しておりステージ4との診断だったそうですが、進行が早く、食事も摂れない、抗がん剤治療もできない状態となったそうです。本人も穏やかな死を望んだみたいで、緩和ケア病棟で最期を迎えることとなり、遠方に暮らす孫とのテレビ電話が唯一の楽しみだったそうです。
彼のお父さんは原爆で大火傷をして私の家に伯母さんと一緒に避難することとなり、彼の姉は体内被曝でしたが、我家で生まれました。勿論私は生まれていませんでしたが、一時期ではありますが、家族の様に生活したことから、我々が広島に行ったり、彼らが我が家に来たりと、家族同様の付き合いをしてきていました。
こうやってブログを書いていると、子供時代からの思い出が走馬灯の様に浮かんできますが、未だに実感がわきません。
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