政治の劣化

[ 2023年7月14日(金) ]

昨日のブログもおじさんは怒っているぞと書いたが、この怒りは中々収まらない。代理戦争で、世界を真っ二つにしようとしているのかも分からないが、大人げない喧嘩をしている様にも思える。

中国を世界の製造工場にしようとした過去の先進諸国が中国から猛烈なしっぺ返しを食らっているのが今の世界情勢だと私は思っています。知的財産権など存在しない社会ですから真似ることで逆に技術革新を成し遂げた中国です。この点がロシアと決定的に違うところです。ロシアは資源を売って生計を立てている国です。

自由主義世界はとりあえず中国を刺激することは避け、ロシアを弱体化する方向で一致したみたいです。その先兵が日本国で、アメリカが描いたシナリオに従って行動しているだけです。国会を解散する余裕なんてありません。野党もこのままでは万年野党から脱却することは不可能です。自民党以外はアメリカが相手にしませんからね。

日本は兎に角、世界から孤立することは絶対にあってはならないのです。韓国が日本に急接近してきた背景は、アメリカです。皆さんもお気づきだと思いますが、世界は陣取り合戦の真っただ中なんです。NATO事務所開設もフランスの反対でダメになりましたが、中国のご機嫌取りです。

岸田さんは長いこと外務大臣をしていた経験から他の閣僚と比べ世界の動きに敏感だと思います。バイデン大統領が、「岸田がこれほど頑張るとは思ってもみなかった」的な発言をしたそうですが、何とか孤立だけは避けたいという日本国政府のがむしゃらな姿でもあります。個人的見解ですが、中国の快進撃はまだまだ続くと思います。