― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2023年3月3日(金) ]
母親の満100歳の誕生日を多くの皆さんに祝っていただき、感謝申し上げます。これほどの反響があるとは私自身も驚いている次第です。改めて、1世紀生きるということは、凄いことなんだ再認識しました。
2022年9月1日時点の住民基本台帳に基づく全国の100歳以上の高齢者の数は、9万526人だそうです。その内の89%を女性が占めています。庄原市(本年1月末)の100歳以上は92人で女性が82%を占めています。確かに誰でもが100歳の壁を超えれるということではないみたいです。ではどうして私の母は壁をこえることができたのでしょうか?
母は幼少のことは活発な元気の良い子どもだったみたいです。本人は、かけっこが得意だったと良く言っています。結婚し、夫婦で山を開墾している時に腰を痛めてからは長年腰痛に苦しめられ、手術の成功率も5割と言われた椎間板ヘルニアの手術を受け、普通に仕事ができる様になりました。母はもともと和裁が得意だったので、術後は和裁をしていました。
段々と和服を着る人も少なくなり仕事も減り、ある食堂の下働きを65歳ころまでして家に入ったのです。そうこうしていると私が脱サラして今の仕事であるダスキンの加盟店を始めましたので、お客様が使われた商品(汚品)の片づけを80過ぎまで手伝ってくれました。その間に、乳癌の手術を2度受け、膝も悪くなり、入退院を繰り返すようになりました。
90歳を超えた頃から明らかに弱ってきたと感じる様になり訪問看護のお世話になったり訪問入浴も利用する様になりました。このまま枯れ木の如くと思ったのですが、私の判断で、往診していただける町医者に診てもらうことにしました。結果として、徐々に体力も回復し、これまで通り、ディ・サービスに通えるようになったのです。
訪問看護は続けて貰っていますが、当時の看護師さんと、「奇跡的な回復じゃったね」と今でも言っています。三途の川から引き戻されたこの時が転機だったのかも知れません。
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