今日も審査でした

[ 2023年2月24日(金) ]

今日は、西城市民病院、市民生活課、高齢者福祉課の予算審査でした。西城市民病院は守備範囲が広くなってきており、無医地区となった西城の小鳥原(ひととばら)や小奴可の内堀、比和町にも医師等を派遣して医療活動を行っています。

ただ、これからも西城市民病院は経営的に大丈夫という保証はありません。公立病院と言えども、更なる高齢化、人口減少と厳しさは増していきますし、国の医療制度が変われば、病院経営のやり方も変える必要がでてきます。そんな将来的な経営について研究を始める必要も感じた今日の審査でしたね。

市民生活課の重点審査は、「MaaS運行モデル事業」だったのですが、中々先が見通せない事業であることは間違いありません。最初にMaaSの内容を聞いた時には、「素晴らしい」と感じたのですが、フィンランドで開発されたものと日本各地で行われているものはほぼ別物と言えます。フィンランドは国を挙げての取り組みですが、日本は各自治体の個別の取り組みであり、交通機関が繋がりません。詳しい内容については割愛しますが、過去の私のブログを検索してみて下さい。

高齢者福祉課は主には介護保険に関する予算審査だったのですが、藤木委員は老人保健施設でケアマネをされていた経験から質問されていましたが、制度の矛盾点をついても担当課での答弁には限界がありますので、イライラされたことでしょう。介護現場での最大の課題は、介護人材の確保にあります。介護人材に関し新たな補助金も創設されましたが、最終的には労働環境問題になるんだと思います。ただ問題は、介護保険料の上昇をどうやって食い止めるかですね。日本の福祉は政治が決めると昔から言われていますが、要求することに慣れた国民にも問題があると思います。