― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2023年2月16日(木) ]
漆団地(勝手にそう呼んでいる)の造成工事も始まりましたので、俄然、忙しくなってきました。植栽日を2月26日と管理組合の皆さんに伝えましたので、何としてもそれまでに造成工事を完了して貰わなければなりません。
造成工事が上手くいかなければ、植栽後の管理作業の段取りが狂ってしまいます。つまり、これまでも書いていますが、漆液採取まで最短で10年かかりますが、収入はゼロですので、徹底したローコスト管理を心がけなければなりません。下草を刈らなければ雑草に栄養を取られて漆の成長が悪くなりますし、最悪は、枯れると思います。
漆栽培の先生はNPO法人丹波漆さんと勝手に決め込んでいるのですが、私たちの目標でもあります。私たちが描いていた漆栽培のやり方を既に3年実践されていますし、漆掻き職人さんもいらっしゃるので、理想形といえます。山に自生する天然漆ではなく、苗から漆を育てておられますので試行錯誤もありますが、自前の栽培法が確立できると思います。
先ほども仲間が来て、漆のこと、電気牧柵のこと等を話しあったのですが、漆はバッファゾーンの維持管理からの発想ですが、イノシシやシカから漆を守る必要がありますので、草刈が重要なんですね。つまり、隠れ家を作らせないことが重要です。それでも出没するなら、イノシシを捕獲するククリわなの勉強も始める必要があります。
シカについては食害防止の保護カバーを漆の苗に設置しますが、設置が難しそうですので、メーカーさんに指導に来ていただくこととしています。今回は漆の苗200本を植えますが、活着率がどの程度になるか、全く分かりません。
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