― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2022年10月28日(金) ]
11月から始まる「市民と語る会」で、ある自治振興区から頂いたテーマの一つに、「行政指導による地域コミュニティの再編成」があります。私が暮らす敷信自治振興区でも過去に自治会の統合が話し合われたことがありますが、難しい問題であり、その議論は封印されています。
役員のなり手がいないということが背景にあるみたいですが、どこの自治会も同じ仕組み(組織)で運営すること自体が問題だと思います。私が住む「平林」集落には自治会の下部組織として班があり、班長、水利組合長、神社総代長、女性部役員、振興(農協協力委員)、共済組合、農協総代、自治会役員等が順番に回ってくることになっています。非農家を含めた戸数は15です。
班長、水利組合長、神社総代長には副がいますので、農家は必ず何らかの役を貰っています。11月には神社の秋の例大祭がありますが、今年から、班長と神社総代と神社委員が祭の準備を一緒にすることになりました。宮掃除とか注連縄作りは全員参加で行っています。班で役を貰いながら自治会の役も貰い、振興区でも役員になるという人もいます。
そこで私たちの班では、「平林さとやま管理組合」という組織を立ち上げました。今は、水利組合が担っていた有害鳥獣対策がメインの仕事ですが、将来的には集落の維持管理を一元的に行う組織を考えています。その中心に「漆栽培」を取り入れ、「漆の里」を目指します。ということで、自治会、自治振興区も徐々に変わっていくものと思います。
そういった課題解決には、行政が一定の道筋をつけるべきと私は考えます。行政も議会も回覧文章を回しているけど、どうなんでしょう。農協の回覧も組合員の使命なの?あれほどマイナンバーカードに力を入れるなら末端のアナログ回覧等も何とかして欲しいですね。国民一人に一台、タブレットを配りますか。まるで、中国になるみたいですけど・・・。
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