梅雨に逆戻り?

[ 2022年7月7日(木) ]

先月28日に梅雨明け宣言が出され、最も短い梅雨だったみたいですが、戻り梅雨とでもいうのでしょうか、今週末から断続的に雨が降るみたいです。これって溜池の水が厳しい私たちの地区には恵みの雨となります。

水利組合の役員をしているのですが、梅雨の期間に溜池に溜まった水は、のみ(水栓)にメジャーを当てると2㎝程でした。かなり大きな溜池ですから少々の雨では溜まりません。田圃を見ると、水不足で強制的な中干効果かどうか分かりませんが、稲が黒々としています。稲と言ってもWCS飼料稲ですが、これほど干したのは初めてですが、問題はこれからのお天気です。

昔なら、水喧嘩というか、水の争奪戦だったのでしょうが、今はそんな自己中心的な農家は存在しません。というか、営農意欲が減退していますから、「まあ、仕方ないのう」と皆さん言っています。しかし、恵みの雨が降り続けてくれると、「まあ、何とかなるもんじゃ」となれば良いのですが・・・脱炭素社会を急がねば、毎年同じことの繰り返しは嫌です。

野菜も果物も水が必要ですが、取水制限がかかることになれば大事です。4年前の豪雨では大変な災害が発生しましたが、毎年、ほどほどに雨が降ってくれることは難しいのでしょうか。今では異常気象という言葉も使われなくなり、日常になってきていますが、慣れたらいけません。これはやはり異常なんです。