骨休め

[ 2010年5月23日(日) ]

昨日のブログに書いたように、今日が雨なので骨休めができた。二日続けての山仕事は本当にくたびれた。もろに肉体労働なので、手から足から腰まで、本当にクタクタ状態になった。これほど働いたのは、親父の植木の仕事を手伝って以来だ。

作業しながら、「山の仕事は、土木仕事よりもきついね」って言ったら、「だから、山の仕事をする人がいない」と答えられました。この方は西城の出身で、相当な面積の山を所有されています。子どものころから、山仕事を生業とする親について作業をされていたそうです。昔は、山の仕事で生計が立てられていたそうですが、彼曰く、「貧乏だった」そうです。「米を借りに行っていた」とも。

立っている木をチェンソーで切るのですが、直径が30センチクラスの木となると、中々迫力があります。倒れる際の音も豪快になりますし、倒れた木を見ると思ったよりも長いのです。そして、寸法に切るのですが、下手なので刃が食いついたりします。更に大変なのが、その木の搬出作業です。人力で、運搬車に乗せるのですが、もろに身体にひびきます。

プロの方々は、機械化した作業でしょうが、危険なことに変わりはありません。何せ、足場が悪い中での作業が中心ですから、我々が整備している里山とは比較にならないでしょう。木の出しが悪いところの山は、放置林となることも分かります。自動車や機械が入らないところでは作業もできませんからね。このことが、山が荒廃する一番の原因かもしれません。

そんなことを考えながら作業した二日間でした。