無題

[ 2010年5月20日(木) ]

誰が考えても庄原市の財政は厳しいの一言です。庄原市よりも実質公債費比率が低い市町でも、財政再建に本気で取り組んでいます。特に、呉市と尾道市が良くマスコミに取り上げられていますが、何故でしょうか。

国の財政も破綻寸前ですから、仕送り(交付金等)がドンドン減額されてくることは目に見えています。庄原市の自主財源は、38億円で、歳入の12%程ですから、1割自治と言えます。残りは全て国や県への依存財源となっています。更に、市債発行残高は、500億円で、市民一人当たり122万円で県内一です。当然ながら、公債費比率22.7%も県内一となっています。

尾道市の市長と会談した時に強く感じたことは、計画は見直しますという姿勢です。今日の中国新聞に複合施設支所「市民センターむかいしま」の利用率が上がったことが載っていましたが、併設の図書館にいたっては桁違いの増加となっています。それは、市長の「子供たちのための図書館にする」の鶴の一声だったそうです。そして、内部の配置についても相当に変更されたそうです。

議会が事業仕分けできなのなら、首長がしましょうというのが尾道と呉のスタイルだと思います。ですから、呉の議会は大慌てで議会改革を進めています。存在価値を市民から疑われることになりますから、何とか体裁を整えるのに必死なわけです。大阪府の議会も橋本知事におんぶに抱っこ状態で、知事についていなかったら選挙でも危ないからでしょうね。

結論から言うと、議会はトップ依存体質だということです。そんな議会を活性化するには、市民が強くなることです。NOを突きつけるのです。