政治家は、金か票

[ 2021年1月16日(土) ]

今日のある新聞記事の中で目についた言葉、「政治家は、金か票」には唖然としましたが、「言い得て妙」なり。河井夫妻の買収選挙に連なってかどうかは分かりませんが、金額が半端ないことに、「参りました」。

開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまった様にも感じますが、「政治と金」の問題は、「人間の欲望」との戦いでもあると私は思います。いくら倫理観を振りかざしてみても、お金を積まれれば、殆どの政治家は寄付だと錯覚することになっているみたいです。その政治家の弱点を的確についたのがアキタフーズ創業者であると私は思います。

私はふと、小佐野賢治を思い浮かべました。国際興業の創業者です。有名なフレーズ、「記憶にございません」は今でも覚えています。彼は正に政商であり、政治を自由に操りのし上がった人物です。時代背景が違いますから秋田氏と小佐野氏を比較することに意味はありませんが、人心掌握術は同類であったのではないでしょうか。

しかし、こんな旧態依然とした世界が存在していたとは、嘆かわしいどころか、日本が世界で埋没している訳です。お金をばら撒けば政治はどうにでもなるということを証明したのでしょうか?私はしたのだと思います。権力を握るとはこういうことです。だったら、議員のなり手は益々いなくなっていくのではないでしょうか。お金がないと選挙できないのでしょうか?